美術館にとって、多言語オーディオガイドの制作は頭の痛いコストセンターです。1回の企画展のためだけに制作するだけでも、数ヶ月の時間と300万円(約2万ドル)以上の費用がかかることは珍しくありません。大分県立美術館(OPAM)が開館10周年記念展「きらめく日本美術 1300年の至宝展」を開催した際、こうした従来の煩雑な制作プロセスを避けるため、Laxyを採用しました。
展示は古代から近世にいたる1300年の日本美術を対象とし、八幡信仰や禅宗、南蛮美術など、大分地方ならではの歴史に焦点を当てたものです。

Laxyは20点の展示作品に対し、日本語、英語、韓国語、繁体字、簡体字の5ヶ国語ガイドを提供しました。テキスト、音声ナレーション、画像を組み合わせたガイドは、来館者自身のスマートフォンから直接アクセスできます。


私たちがLaxyを開発したのは、海外からの旅行者にも、訪れた土地の歴史や物語を深く理解してほしいと考えたからです。それぞれの母国語で解説に触れられるようにすることで、高額な専用端末のレンタルに頼ることなく、誰もが文化観光を楽しめる環境を目指しています。
翻訳会社や収録スタジオとの何週間にも及ぶ調整は必要ありません。美術館側で既存の解説文をアップロードするだけで、わずか数分で多言語ガイドを作成できます。これにより、学芸員と外国人来館者とのつながり方が変わり、必要な多言語コンテンツをすぐに発信できるようになります。
今回のプロジェクトでご協力いただいた大分県立美術館(OPAM)の皆様に心より感謝申し上げます。大規模な美術館において、自動化されたガイドがアクセシビリティをいかに向上させられるかを示す貴重な機会となりました。現在、さらに複数の施設でのガイド導入に向けて準備を進めています。
もし、美術館やギャラリー、歴史的遺産の運営に携わっており、制作コストを抑えながら多言語ガイドを導入したいとお考えでしたら、ぜひARUO(hello@aruo.tech)までご連絡ください。現在の課題や、どのようなステップから始められるかについて、ざっくばらんにお話しできればと思います。